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土地という不動産の価格の考え方

不動産を考えるとき、最も難しいのは土地の価値です。
土地が売買されるときの価格は、一般的には需要と供給の関係で決定されます。
これは、経済の原則です。
とは言っても、土地は他のものと違い同じものは二つとはありません。
ですから、その土地にどんな価値を見出すかは買い手の考え方次第です。
しかし、ある程度の基準があったほうが良いと言えます。
相場と言っても良いでしょう。
相場の目安は3種類あると言われています。
が当てはまります。
第一は、公示地価です。
国土交通省により公示されます。
基準になる土地を定め毎年3月に公示されます。
公共団体が収用する目安と言われます。
現実の取引金額の九割程度と言われます。
第二は、路線価です。
これは相続税や贈与税を計算する所謂相続税評価額です。
国税庁がホームページなどにより公表します。
現実の取引金額の八割程度と言われます。
第三は、固定資産税評価額です。
市区町村が固定資産税などの課税の根拠とします。
また、相続税評価額に関係する場合もあります。
固定資産税の通知書に記載してあります。
現実の取引金額の七割程度と言われます。
この三つはあくまで目安で、実勢価格はその土地の周辺の売買実績などが参考となる場合が多いようです。

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